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小飛姐、逆撃から帝都を臨む。

03 10, 2013 | Posted in 三國志X | Thema ゲーム » ゲーム

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丘の上で、漆黒の鎧に返り血の如き紅の首巾がはためいた。

背後には黒き海の如く、手に手に複合弓を持って控える黒旋風騎兵隊。眼下に臨むは広大な帝都許昌。
20年前に一人ぼっちで歯噛みして見上げた政庁を、今は十万の味方と共に見下ろす。

「曹操、遂にここまで来たぞ。」
犬歯をむき出し嘲笑の表情を浮かべた小飛将。

彼女は乗騎の後ろより旗指物を取り出す。
 
 



 
義兄・馬超が陣営に加わった後、遂に呂陣営は荊南四郡からの北伐体制を整えた。
最初の目標は、秦代より兵家必争の地・江凌。人口四十万を擁し、長江を防壁にするこの難攻の地を一撃で落とせるかどうかで、北伐軍の進撃速度が大きく変わってくる。

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呂陣営には大型軍船を揃えられる拠点が無いため、攻撃軍の人選は水上指揮に長けた者が優先的に選ばれた。
玲綺の他は、夫陸遜・文聘・全琮・周倉といった諸軍が長江南岸に集結する。

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軍師が少なかったため、渡河後はじっくりとした攻城戦となったが、市街戦に入ってからの曹軍は脆かった。
敵司令官鄧芝は陸遜と和議を結び撤退するが、捕らえられた曹真は曹一族ということもあり帰順しない。

貴様自身に遺恨は無いが、と七星刀で斬首する玲綺。これで曹操とも互いに一族の仇敵となったわけである。
「思い知ったか、まだこんなものじゃねぇぞ曹操……」拭った刀身に移る己の顔を父の面影に重ね、玲綺は決意を新たにした。



大都市江凌を本拠に治安を整えつつあるとき、帝都から使者が来訪する。
曹操が今更何の用か、といぶかしがる玲綺だったが、それは献帝直属の使者であった。

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上座の使者からの勅書を受け、ピンとこない玲綺。

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「州牧ねぇ……」使者の帰都の後、鼻をかきながら呟く。「別にアタシは漢の役人になりたいために戦ってるわけじゃないんだけど。」

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「まぁ、曹操と戦う上では朝廷は味方につけなきゃいけないよ。」なだめる陸遜。
「向こうは魏公となっていて、権威並ぶ者無い。少なくともこちらも朝廷に従っている者だってお墨付きくらいもらわないと、敵が増えるばかりさ。
 戦っている兵達だって当然そのほうが不安が少ないし、なんと言っても雲長殿や孔明先生達は、劉玄徳の大義であった漢朝の再興を掲げているわけだからね。
 彼ら豪傑の力を借り続けるためには、当然進むべき方針さ。」

聞いて実感薄いながらもうなづく玲綺。父はうまくこの道を選べなかったのだろうか。窓枠に腰掛け外を眺めながら物思う。



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江凌のもう一つの重要性は、大規模な水軍施設の存在だった。ここから河北へ進撃する場合の軍船の重要性は低かったが、側面を孫策軍が守ってくれる保証は無い。長江東西からの防衛のためにも水軍の備えは欲しいところであった。

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長江を越えてからの北伐軍では、当代一の武勇の関羽と玲綺の率いる弓騎兵隊が猛威を振るった。

正面から敵軍にぶつからず、斜めにすれ違いざまに複合弓から強矢の津波を降らせる。
浮き足立つ敵軍相手に、黒い鎧の獰猛な騎兵達が側面から襲い掛かった。

敵将の胴鎧に棗の槍を突き通し、逆手で七星刀で首を刎ねる玲綺の猛威に、
敵兵も味方も「飛将の再来だ・小飛将だ・小飛姐よ」と恐れを為した。

敵が城に逃げ込めば、陸遜・諸葛亮・賈詡らの井闌・霹靂車が城壁ごと敵兵を押し潰す。
襄陽を落とし、華容に城塞を建てて守り、降らぬ敵将を斬り、東の江夏を落とした。



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着実に勢力を広げる中でも陸遜は玲綺に良将であってほしいと、時間を見つけては手ずから可能な限りの知ることを教えてくれた。
玲綺は陸遜にお返しできない分を、娘絹舞に手ほどきして応える。

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また、流浪時代に積み上げたことは、月日が流れても玲綺を助けてくれた。
義兄馬超の従弟馬岱や、蜀隠遁時代の旧友張任ら他勢力の良将らが、正月に挨拶に見えては絹舞の留学を引き受けることを申し出てくれた。
陸遜の同意もあり、信頼できる旧友たちに絹舞を任せる。

※留学に出せるのは「他勢力」の武将に限られるようです。



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215年、盟友孫策が逝く。積極的に曹操に侵攻するわけではなかったものの、後背を脅かされることが無かっただけでもありがたい盟友であった。
しかし、指導者が変わって揺らぐ孫陣営の隙を曹操は見逃さない。素早く長江を渡って揚州を奪いにかかる。

首都が近いためか、玲綺らに対する曹操の反撃も激しいものがある。
前線を襄陽に置いて治安向上に努める一方で、敵司令官夏侯惇が波状的に攻撃を仕掛けてくる。
城壁で弩弓隊を指揮する中、玲綺は地平に異変を見て取る。

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はためく"帥"の大旗。「来たか曹操!」総大将魏公曹操の出陣である。
「焦っちゃダメだ」腕に触れ耳打ちする陸遜に、「分かってる」と答えるものの目が離せない玲綺。
打って出るのは無謀だと分かっているが、せめて強矢を直接射掛けてやりたい。



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「曹操を生け捕りにしてきた奴には、曹操の目方と同じだけの白銀をくれてやる!」
追撃に出る兵達に怒鳴る玲綺だったが、悪運強い彼を捉えることは叶わなかった。
波状攻撃の間に曹操の有力な将は何人か斬ったが、曹操本人の首はまだ先のことになりそうだった。

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新野・宛と進撃する間にも曹操の本軍とは何度か会いまみえたが、彼を捕縛するには行かなかった。
「遂に許昌さ。もうすぐだよ。」慰めてくれる陸遜の気持ちを思い図って、努めて落ち着こうとする玲綺。

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「ここまで来たら焦ることは無い。こちらは確実に追い詰めてる、だろ?」
聞き慣れた陸遜の言葉を反芻して自嘲する。だが心の底に曹操の悪運に不気味なものを感じているのも事実だった。
「天はどっちに最終的に仇討ちさせるのかね。アタシも曹操の血族を何人も斬ってる。恨みは互角だろう。
 天がアタシを絶対に助けてくれるとは思ってない。」


「千里の行も足下に始まる。君はよくここまで来たね。」宛の城下を眺めながら陸遜は言った。

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「君と一緒になったときから覚悟はしていたけれど、正直なところ僕は君がここまで来れるか分からなかった。
 旗揚げして、仲間がが何人も増えて、絹舞も育って。君と僕だけじゃここまで来れなかっただろうに。
 君は大きく成長したんだ。」

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「仇討ちが馬鹿馬鹿しくなってくるってか!? まぁそうかもね。
 でも爸爸のための戦いはアタシの生きる原動力さ。」
七星刀の刀身を半分引き抜き、そこに父と絹舞の顔を思い浮かべた。

「ありがと。決着をつけに行こう。」刀身を収め許昌への出陣に臨む。頷き、陸遜が続いた。





黒地に白の"帥"が大きくはためく。黒の海が咆哮を上げる。
「君側の奸臣、偽公曹操を討つ! 手柄上げた奴はちゃんと褒美くれてやるんだから、みだりな略奪は絶対許さねえぞ!!
 激水の疾くして石を漂すに至る者は勢なり! 鷙鳥の撃ちて毀折に至る者は節なり!! 続け!!!

割れるように大量の哨吶と銅鑼が響き渡り、十万の黒い海が地響きを立てて帝都にうねり始めた。

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    S90>A80=V80>>D30>>I12>L1 ステもスキルも迷走中だが振り直し権は保持。
    大規模狩りの釣り役が廃れそうで、INTを上げてスキル狩り出来るようにすべきか……地デリ本帽に頼っていけるか……
     

    元ネタは高校時代にWARES_BLADEというTRPGで作った斧使いの女戦士。キャラクタープレイ第1号でした。
    まぁ一応ドカタにはなりました。けどRRではドカタ厳しくなった?
    現在109/41。S120>>>V60>A50>>>I1=D1=L1
     

    金策ちゃん2号。こいつもWARES_BLADEのキャラでダングス公王朝の妾腹の盗賊姉ちゃん。
    ROでは盗作砂葱。現在76/45。
     

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